どこから、どう通っている?リアルな声 東京音楽大学付属幼稚園の通園エリアを調査

木立のある道を親子で歩く通園風景

「東京音大付属幼稚園には、どのあたりから通っている?」

「池袋や目白からなら徒歩や自転車で通える?」

「電車を使って通っている家庭もいる?」

幼稚園選びでは、園の教育内容と同じくらい、毎日の「通いやすさ」も気になるポイントです。そこで、東京音楽大学付属幼稚園に通うご家庭の居住エリアや通園方法、通園時間を調査しました。

園の近隣から通うご家庭がいる一方で、音楽教育などに魅力を感じ、少し離れた地域から通うご家庭もいます。実際の在園家庭のデータと保護者の声から、東京音大幼稚園の「通園のリアル」を紹介します。

※記事内に出てくる居住エリアは過去5年の住所録、通園方法と通園時間は東京音楽大学付属幼稚園の保護者アンケートをもとに集計。保護者アンケートは複数回答の設問を含みます。

みんな、どこから通っている?

過去5年の居住エリア。豊島区63%、文京区14%、新宿区10%、その他の東京23区12%、23区外1%。過去5年の居住エリア。豊島区63%、文京区14%、新宿区10%、その他の東京23区12%、23区外1%。
過去5年の居住エリア

東京音楽大学付属幼稚園には、どの地域から通うお友だちが多いのでしょうか。過去5年の通園エリアを見てみると、園のある豊島区が全体の約6割を占めています。次いで文京区が約14%、新宿区が約10%。この3区で全体の約87%となり、東京23区内からの通園がほとんどです。園の近隣を中心に、周辺の区からも子どもたちが集まっています。

豊島区内では、南池袋、高田、東池袋、目白、雑司が谷など、園の周辺にお住まいのご家庭が多く見られます。近くから通える安心感がある一方、文京区や新宿区など、区境を越えて通うご家庭も少なくありません。園の近くに暮らすご家庭と、少し離れた地域から通うご家庭のどちらも在園していることが、本園の通園エリアの特徴です。

通園先を検討するときは、ご自宅から園までの経路や所要時間に加えて、登降園の時間帯の混雑や、雨の日の移動方法も確認しておくと安心です。実際の通園時間に合わせて一度歩いてみると、毎日の生活をより具体的にイメージできます。

徒歩?自転車?電車?みんなの通園方法を聞きました

毎日の送り迎えを考えるとき、気になるのが「ほかの家庭は、どうやって通っているの?」ということ。そこで在園家庭58世帯に、ふだんの主な通園方法を聞きました。

主な通園方法。自転車57%、徒歩21%、電車を含む15%、その他7%。主な通園方法。自転車57%、徒歩21%、電車を含む15%、その他7%。
主な通園方法
57%自転車
21%徒歩
15%電車を含む

徒歩と自転車が、全体の約8割

子どもと手をつないで幼稚園へ向かう保護者たち

もっとも多かったのは自転車で57%、徒歩は21%でした。合わせると全体の78%です。園の近くから、親子で歩いたり自転車に乗ったりして通うご家庭が中心であることがわかります。一方、電車だけでなく「電車+自転車」「電車+徒歩」を含めると、公共交通機関を利用するご家庭は15%。近隣だけでなく、少し離れた地域からそれぞれの生活動線に合う方法を選んでいるご家庭もいます。

通いやすさと、園で受けたい教育。その両方を大切に

園を選んだ理由。音楽教育・音楽活動に魅力を感じた81%、立地・通園条件がよかった69%、園行事や日々の活動に魅力を感じた53%、先生や園の雰囲気がよかった50%、子どもに合っていると感じた43%、園の教育方針に共感した36%、家族・知人からすすめられた24%、東京音楽大学の付属幼稚園だから21%、その他7%。園を選んだ理由。音楽教育・音楽活動に魅力を感じた81%、立地・通園条件がよかった69%、園行事や日々の活動に魅力を感じた53%、先生や園の雰囲気がよかった50%、子どもに合っていると感じた43%、園の教育方針に共感した36%、家族・知人からすすめられた24%、東京音楽大学の付属幼稚園だから21%、その他7%。
園を選んだ理由

本園を選んだ理由では、「立地や通園条件」を挙げたご家庭が69%、「音楽教育・音楽環境」を挙げたご家庭が81%でした。さらにその両方を選んでいるご家庭も。毎日無理なく通えることと、子どもに受けてほしい教育があること。どちらか一つではなく、二つを重ねて本園を選んでいただいたご家庭が多いようです。

わが家ならどう通う?3つのモデルルート

幼稚園の門の前で子どもを見送る保護者たち

徒歩や自転車で通う場合、電車と徒歩を組み合わせる場合、バスと電車を利用する場合。本園の通園を具体的にイメージできるよう、ケースとして3つのモデルルートをご紹介します。

※以下のモデルルートと所要時間は、通園をイメージするための例です。実在するご家庭の移動記録や実測値ではなく、実際にかかる時間は出発地や交通状況などによって異なります。

近距離モデル:豊島区内から自転車で約15分

8:35 自宅→自転車 約15分→8:50 幼稚園

9:00の登園時刻に対し、約10分の余裕をもって到着するモデルです。豊島区内など比較的近い地域では、自転車を使うことで移動時間を抑えやすくなります。子どもを乗せる前に荷物を固定し、ヘルメットやレインカバーの状態を確認してから出発します。朝は通勤・通学の自転車も増えるため、最短経路よりも、車道との分離や見通しのよさを優先すると安心です。雨の日に自転車を使わない場合は、徒歩や公共交通へ切り替える想定も。代替ルートは通常より時間がかかるため、雨具と着替えを前夜に準備し、少し早めに家を出られるようにしておくと安心です。

中距離モデル:文京区から電車と徒歩で約30分

8:00 自宅→電車 15分→徒歩 8分→9:00 幼稚園

中距離の通園では、電車と徒歩を組み合わせるルートが考えられます。乗車時間だけでなく、自宅から駅、改札からホーム、駅から園までの歩行を合わせて見積もることが大切です。子どもが自分で階段を上り下りする時期は、エレベーターを使う経路が必ずしも最短とは限りません。朝の車内では、降りる駅とその日の予定を親子で一緒に確認すると、子どもも見通しを持ちやすくなります。保護者様の通勤方向と重なる場合は、登園後の移動まで含めて組み立てておくと安心です。

遠距離モデル:練馬区からバスと電車で約40分

8:20 自宅→バス 12分→電車 16分→9:00 幼稚園

バスと電車を組み合わせるルートでは、乗車時間だけでなく、待ち時間や道路状況による遅れも見込んでおきます。時刻表どおりに接続できる日だけを基準にせず、バスが遅れた場合でも登園時刻に間に合う便を基本にすると、朝の焦りを減らせます。距離が長い場合は、保護者の勤務先やきょうだいの送迎との相性も、継続しやすさを左右します。片道だけなら可能でも、朝夕を毎日続けられるか、行事の日に荷物を持って移動できるか、代替手段があるかまで確認しておくと安心です。

幼稚園まで何分?在園家庭のリアルな通園時間

通園方法と同じくらい気になるのが、自宅から幼稚園までにかかる時間です。在園家庭に、ふだんの通園時間を聞いたところ、もっとも多かったのは「15分未満」でした。

自宅から園までの通園時間。15分未満53%、15〜29分38%、30〜44分9%、45〜60分0%、60分以上0%。自宅から園までの通園時間。15分未満53%、15〜29分38%、30〜44分9%、45〜60分0%、60分以上0%。
自宅から園までの通園時間
53%15分未満
38%15〜29分
9%30〜44分

91%の家庭が、30分未満で通園

15分未満のご家庭は53%、15〜29分は38%。合わせると全体の91%が30分未満で通っています。30〜44分は9%です。徒歩・自転車で通うご家庭、電車を含む方法で通うご家庭も30分未満の方が多い回答に。電車を使うからといって、必ずしも長時間の通園になるわけではありません。駅までの距離や乗り換えの有無など、ルート全体によって所要時間は変わります。

「何分か」だけでなく、「毎日続けられるか」

通園時間は、玄関を出てから園に着くまでの“ドア・トゥー・ドア”で考えるのがポイントです。電車やバスの乗車時間だけでなく、信号待ち、駅構内の移動、駐輪、雨の日の支度なども含めて。朝はスムーズでも、降園時には子どもの歩くペースがゆっくりになることもあります。「本園を選んだ理由」を見ると、通園時間が15〜29分の家庭でも「音楽教育・音楽環境」を挙げた割合は86%、「子どもに合っている」は73%でした。通園時間は大切な条件ですが、それだけで園を選ぶわけではありません。毎日の通園を続けられる距離かを確かめながら、子どもにどんな環境で過ごしてほしいかも一緒に考えることが、納得できる園選びにつながります。

まずは、平日の朝に一度歩いてみる

地図上の時間は、あくまで目安です。登園する時間帯に親子で実際に参考ルートを歩いてみたり、混雑する場所、休める場所、雨の日に使える経路を確認してみてください。数字だけではわからない“通いやすさ”を、感覚で確かめていただけます。

通園しているご家庭に聞いてみました

<自転車で約10分>

3兄弟を9年間通わせて感じた園の魅力

園でインタビューに答える保護者の方
豊島区から通園している保護者の方

豊島区の自宅から、晴れた日は自転車で約10分。雨が強い日はバスに切り替えながら、保護者の方は3人のお子さんを東京音楽大学付属幼稚園へ通わせてきました。現在は3人目のお子さんが在園中で、園とのお付き合いは通算9年。毎日の通園風景から、働きながら通える環境、園で身についた力まで伺いました。

自転車の前かごに荷物を入れる保護者の方

普段はどのように通園していますか?

晴れている日は自転車で、家から10分くらいです。小雨ならレインカバーを使って自転車で行くこともありますが、しっかり降っている日はバスにしています。バスは歩く時間を含めて20分から30分ほど。雨の日は混むこともあるので、少し早めに家を出ます。

今通っている子は、自転車の後ろに乗るのが好き。私にとっても自転車のほうが動きやすいのですが、雨の日は速度を落とす必要がありますし、無理をしないようにしています。天候に合わせて自転車とバスを使い分けるのが、わが家の通園スタイルです。

通園中はどのような話をしていますか?

自転車の後ろで、よく話したり歌ったりしています。園で覚えた歌だけでなく、自分で覚えた歌を歌うこともあります。帰り道には、その日あったことを話してくれますね。最近は運動会の練習の話が多くて、障害物競走がうまくいかなかったことや、ドッジボールで相手にボールを当てられたことなどを教えてくれました。楽しかったことだけでなく、悔しかったことも帰り道なら自然に出てくるようです。送り迎えの時間が、園での様子を知る大切な時間になっています。

この園を選んだ理由を教えてください。

一番上の子が入園するときは、仕事をしながら通わせられる幼稚園を探していました。給食があり、預かり保育を利用できることが大きな条件でした。当時は護国寺の近くに住んでいたので、通いやすさも理由の一つです。音楽大学の付属幼稚園と聞いて、レッスンについていけるかなという心配は少しありました。それでも見学に来たとき、園の子どもたちがきちんとあいさつをしてくれたんです。ほかの園も見学しましたが、子どもたちの様子を見て、ここなら安心して通わせられそうだと感じました。

3人のお子さんが同じ園に通っていますね?

そうなんです。今在園している子が3人目で、気づけば9年目です!最初は給食や預かり保育、家からの近さを重視して選びましたが、実際に通って園のよさがわかったので、下の子たちも同じ園にしました。未就園児向けのピッコロランドにも参加しました。先生や園の雰囲気を入園前に知ることができ、入園してからも印象が変わりませんでした。上の子たちを通わせた経験があるので、今の子も安心してお願いできています。

通っていてよかったと感じることはありますか?

レッスンはみんなが受けるので、子どもも特別なことだと構えず、自然に練習するようになりました。それから、みんなで一緒に活動する時間がしっかりあるので、集団の中で話を聞いたり、同じ目標に向かって取り組んだりすることが身についたと思います。上の2人は卒園後、区立小学校へ進みました。小学校でも座って授業を受けることや、集団で行動することに抵抗がなく、スムーズに学校生活へ入ることができました。幼稚園で過ごした時間が、次の生活にもつながっていたと感じます。

集団活動が多い園なのでしょうか?

みんなで取り組む時間は多いですが、自由に遊べる時間もきちんとあります。子どもは自分の好きな遊びを楽しみながら、集団生活も学べます。そのバランスがいいですね。運動会が終わると作品展、その次はオペレッタというように、一年を通していろいろな行事があります。子どもたちが次の目標に向かって、みんなで少しずつ準備していく。3人を通わせてきて、その経験は子どもたちの成長にとても大きかったと思っています。

<都電に乗って2駅>

鬼子母神の参道も親子の学びの時間

園でインタビューに答える保護者の方
新宿区から通園している保護者の方

自転車なら約8分の距離ですが、親子が普段利用しているのは東京さくらトラム。2駅乗って、鬼子母神の参道を歩いて登園します。都電では公共交通のマナーを学び、参道では木の実を拾ったり、スキップを練習したり。毎日の通園と、音楽を通じて成長した2人のお子さんについて伺いました。

親子で都電を待つ通園中の保護者の方

普段はどのように通園していますか?

自転車なら8分くらいですが、普段は都電を利用しています。山手線のような大きな電車とは違って、都電は地元の方が多く、2駅だけなので子どもと利用しやすいかな、と。外の景色が見えるので、息子もたのしそうです。雨の日などは電車の間隔が少し空くこともありますが、せわしない雰囲気がなく、親子で通うにはちょうどいい交通手段だと思っています。

乗るのは2駅の区間なので、息子には座らずに立ってみようと話しています。立っているだけでも体幹を使いますし、優先席には誰が座るのか、小さい子が乗ってきたらどうするのかなど、公共交通のマナーを毎日の中で伝えられます。都電を降りてからの参道も、貴重な時間。車があまり通らないので、線を目印にケンパをしたり、スキップを練習したりする息子の姿を見ています。秋にはどんぐりや椎の実が落ちていて、拾い始めるとなかなか前に進みません(笑)。それも含めて、園までの道のりをたのしんでいます。

この園を知ったきっかけは何でしたか?

上の子は0歳から企業主導型の保育園に通っていました。3歳になるころ幼稚園への転園を考え始めたとき、私の同級生にこの園の卒園生がいて、紹介してもらったのがきっかけです。私は音楽が得意ではなかったので、最初は音楽大学の付属幼稚園を自分たちの選択肢として考えてはおらず。ただ、言葉の発達が少しゆっくりだった上の娘は、歌は好きだったので、音楽なら言葉の得意不得意にかかわらず、一緒に楽しんだり気持ちを伝えたりできるのではないかと思いました。毎日通うなら、本人が楽しめる環境がいい。その気持ちから、ピッコロランドへ参加してみました。

入園の決め手になった理由はありますか?

園に来たとき、グランドピアノが特別なものとして飾られているのではなく、日常の中に置かれていることに驚きました。幼い時期に本物の音を身近に聴ける環境は、なかなかないと思います。最後の決め手は、運動会で鼓笛隊を見学したときのこと。娘がピッコロランドでもらったカスタネットを持って行きたいと言い出し、鼓笛隊の演奏に合わせて鳴らそうとしていました。その姿を見て純粋に、「この子が毎日をたのしめる園かもしれない」と思い、入園を決めました。

入園後、お子さんはどのように成長しましたか?

娘は年少のころ、園庭で固まってしまうくらい人見知りでした。それが3年間で大きく変わりました。家ではひらがなをほとんど教えていませんでしたが、園で覚えて読み書きができるようになり、本が好きで、音楽が好きで、とてもよく話す子になりました。下の息子は、姉ほど音楽が得意なタイプではありません。それでも幼稚園が大好きで、2人とも一度も『行きたくない』と言ったことがないんです。休みの日にもカレンダーを見ながら、次に幼稚園へ行く日を確認しています。得意不得意にかかわらず、音楽の時間を楽しいものとして受け止められているのは、先生方のおかげだと思います。

この園ならではの教育は、どこにあると思いますか?

子どもたちは日常的に本物の音を聴き、行事ではみんなで演奏します。先生方は、上手に演奏することだけを求めるのではなく、「みんなで心を合わせよう」と伝えてくださいます。一人だけでは舞台は完成しないことを、3歳や4歳の子どもたちが経験から理解していくんです。行事へ向けた活動がある一方で、自由に遊ぶ時間もあります。外で遊んでもいいし、室内で本を読んだり、何かを作ったりしてもいい。自分で選ぶ時間と、先生の話を聞いて仲間と取り組む時間の両方があるから、子どもたちは場面を切り替える力も身につけているのだと思います。少しずつ練習して、本番でたくさんの拍手をもらう。そうした経験を3年間重ねることで、努力した先にうれしいことがあると、子ども自身が感じられる。そこが、この園の大きな魅力だと思っています。

<自転車で10分、バスも利用>

娘が好きなのは、親子で寄り添うバスの時間

園でインタビューに答える保護者の方
文京区から通園している保護者の方

晴れた日は自転車で10分以内、雨の日はバスと徒歩。保護者の方は天候に合わせて通園方法を変えています。現在通う娘さんのために子供乗せ自転車にチャレンジした一方、娘さんが楽しみにしているのは、ママの隣で絵本を読めるバスの時間です。上のお子さんの入園から約10年。変わらない先生方への信頼や、卒園後も続く園とのつながりについて伺いました。

園の入口で子どもと向き合う保護者の方

普段はどのように通園していますか?

晴れている日は自転車で、10分かからないくらいです。雨の日は自転車に乗らず、バスと徒歩で通っています。子どもと一緒に歩く区間は15分ほど見ておくようにしています。実は、上の息子が通っていたころは自転車に乗っていませんでした。娘の入園をきっかけに、子供乗せ自転車にチャレンジしました。子どもを乗せると一人で乗るのとはまったく違うので、今でも安全を優先し、雨の日には乗らないと決めています。

娘さんはバスでの通園も好きだそうですね。

晴れた日にも「今日はバスで行きたい」と言うことがあります。娘は、園であったことを家でたくさん話すタイプではありません。バスの中でもずっと話しているわけではなく、隣で絵本を読んでいます。自転車だと慣れない運転に私が集中していますし、家へ帰ると家事が始まります。娘にとっては、ただママの隣に座って寄り添いながら二人で過ごせること自体がうれしいのかもしれません。バスを降りてから『お花が咲いているね』と話すような時間も、わが家には大切なのだと思います。朝は預かり保育を利用するため少し早い時間に乗るので、比較的座りやすいことも助かっています。

最初にこの園を選んだ理由、下のお子さんでもこの園を選んだ理由を教えてください。

上の息子が入園するときは、カリキュラムや預かり保育を重要視していました。給食があり、制服があり、園に通いながらレッスンも受けられる。私が考えていた幼稚園の環境に合っていました。一斉に活動する時間がありながら、自由に遊ぶ時間もある。そのバランスもよかったです。実際に通ってみても、現実の園生活は、入園前の期待を上回るものでした。ですから、いま通っている娘の園を考えるときは、ほかの選択肢はありませんでした。息子が通っていたときに園のよさを十二分に感じていたので、娘もここでぜひお願いしたいと。通園時間の短さだけで選んだわけではありません。園の教育や先生方への信頼のほうが、私にとっては大きな決め手でした。

また、息子の在園時からいらっしゃる先生が多いんです。娘の担任の先生は、息子の担任もしてくださった先生でした。兄のことを知っている先生に妹も見ていただけるのは、とても安心感があります。先生方が長く園にいらっしゃることは、保護者にとって大きいですね。

卒園後も園とのつながりは続いていますか?

息子の同級生の保護者とは、中学生になった今も交流があります。また、夏に催された「夕涼み会」のイベントには、中高生だけでなく大学生となった卒園生も遊びに来てくれました。幼稚園の卒園生が、音楽大学で学んだあと先生として園へ戻っている例もあります。幼稚園のことを覚えていて、成長してからもまた訪れたいと思う卒園生がいる。保護者同士の関係も続いている。娘を通わせて改めて、この園は在園している数年間だけの場所ではないのだと感じています。

子どもの誕生日には、園から一人に一冊、絵本をいただきます。そこには先生からのメッセージや写真、手形、そのときになりたかった職業が残されています。中学生になった息子は、幼稚園からもらった3冊のお誕生日絵本を、今も大事に置いています。ページを開くと、幼かった息子の姿と、先生方が一人の子どもを丁寧に見守ってくださった時間がよみがえります。その息子を見てくださった先生が、今は娘の担任に。約10年を隔てて、同じ園で兄と妹の成長を見守っていただけることを、とてもうれしく思っています。

東京音楽大学付属幼稚園 通園についてのよくあるご質問

どの地域から通っている家庭が多いですか?

過去5年の住所録では、園のある豊島区が全体の約6割を占めています。次いで文京区が約14%、新宿区が約10%で、この3区を合わせると約87%です。豊島区内では南池袋、高田、東池袋、目白、雑司が谷などが多く、東京23区内からの通園がほとんどです。

主な通園方法を教えてください

保護者アンケートの回答結果では、自転車が57%、徒歩が21%でした。二つを合わせると78%となり、徒歩や自転車で通うご家庭が中心です。一方、電車のみ、電車と自転車、電車と徒歩を合わせたご家庭は15%で、公共交通機関を利用して通うご家庭もいらっしゃいます。

自宅から幼稚園まで何分くらいかかりますか

アンケートでは、15分未満が53%、15分から29分が38%でした。合わせると91%のご家庭が30分未満で通園しています。30分から44分のご家庭は9%です。電車を利用する場合も、駅までの距離や乗り換えによって所要時間が変わるため、乗車時間だけでなく玄関から園までの時間で考えることが大切です。

車で通園することはできますか

車での通園はできません。徒歩、自転車、電車、バスなどを利用して通園します。入園を検討する際は、日常的に利用する経路に加え、雨の日に使える公共交通機関や徒歩ルートも確認してください。

雨の日はどのように通園していますか

自転車で通う家庭の中には、雨の日はバスや徒歩へ切り替えている家庭があります。公共交通機関は雨の日に混雑したり、通常より移動に時間がかかったりすることもあるため、早めに家を出る、雨具や着替えを前日に用意するといった工夫をしているご家庭もあります。

通園ルートを考えるときは、何を確認するとよいですか

所要時間だけでなく、信号待ち、駅構内の移動、乗り換え、駐輪、バスや電車の待ち時間まで含めて確認します。登園時には歩ける距離でも、降園時には子どもの歩くペースがゆっくりになることがあります。荷物が多い日や雨の日にも続けられるか、保護者の通勤やきょうだいの送迎と組み合わせられるかも大切なポイントです。

入園前に実際の通園経路を試したほうがよいですか

地図に表示される時間は目安のため、平日の登園時間帯に親子で経路をたどってみることをおすすめします。混雑する場所、階段やエレベーターの位置、途中で休める場所を確かめると、毎日の通園を具体的にイメージできます。晴れの日だけでなく、雨の日の代替ルートも考えておくと安心です。

通園時間は親子にとってどのような時間になっていますか

保護者インタビューでは、自転車の後ろで園の出来事を話したり歌ったりする家庭、都電で公共交通のマナーを伝え、参道でスキップを練習する家庭、バスの中で親子並んで絵本を読む家庭が紹介されています。毎日の送り迎えは移動の時間であると同時に、子どもの様子を知り、親子で向き合う時間にもなっています。

園を選ぶ際は通いやすさが決め手になりますか

保護者アンケートでは、「立地や通園条件」を選んだ家庭が69%、「音楽教育や音楽環境」を選んだ家庭が81%でした。その両方を選んだ家庭もあります。毎日無理なく通えることを確かめながら、子どもにどのような教育や環境を用意したいかを一緒に考えて園を選ぶ家庭が多いことがうかがえます。